関東で学童軟式野球をしていると、「県大会の次は関東大会?」「高円宮賜杯も関東予選を勝たないと全国へ行けない?」と分かりにくくなりがちです。
結論からいうと、高円宮賜杯 全日本学童軟式野球大会は各都県代表が全国大会へ直接進むため、関東大会を経由しません。一方で、関東にはコントリビュートカップ関東学童、Gas Oneカップ、ノーブルホームカップ関東学童秋季大会など、別系統の大きな地域大会があります。
この記事では2026年9月26日時点の公式情報を基準に、東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬・山梨を中心とする関東の学童軟式U-12大会を、「全国へつながる本線」「関東地域大会」「秋季新人戦」「女子・低学年系」に分けて整理します。
| 大会軸 | 代表例 | 位置づけ |
|---|---|---|
| 全国本線 | 高円宮賜杯 全日本学童軟式野球大会 | 各都県代表が全国へ直接出場 |
| 関東地域大会 | コントリビュートカップ 関東学童軟式野球大会 | 各都県の代表が争う関東大会 |
| 広域大会 | Gas Oneカップ学童軟式野球選手権大会 | 関東を中心に周辺県も出場する広域大会 |
| 秋季新人戦 | ノーブルホームカップ関東学童秋季軟式野球大会 | 新人年代の関東大会 |
| 女子・低学年 | Ene Oneカップ、関東地区低学年大会など | 別カテゴリー・別ルート |
まず結論|高円宮賜杯は「県代表→全国」で関東大会を通らない
全日本軟式野球連盟の2026年高円宮賜杯大会概要では、出場資格を所属する各都道府県支部の予選大会で優勝したチームとしています。
高円宮賜杯の基本ルート
市・地区・支部予選 → 都県大会 → 都県代表 → 全国大会
つまり、神奈川県代表や東京都代表になったあとに「関東代表決定戦」を勝たないと全国へ行けないわけではありません。都県代表になれば、そのまま全国大会へ進みます。
全国までの仕組みは高円宮賜杯で全国へ行くには?で詳しく整理しています。
2026年全国大会でも関東各都県が別代表として出場
2026年の高円宮賜杯全国大会は8月7日〜13日に愛媛県で開催されました。
大会結果では、東京都第1代表の船橋フェニックスと神奈川県代表の南瀬谷ライオンズがともに第3位。群馬県代表の玉村ジュニアベースボールクラブ、千葉県代表の豊上ジュニアーズなども、それぞれの都県代表として全国大会へ出場しています。
「関東代表1チーム」ではなく、各都県が全国大会の出場枠を持つという構造が分かります。
コントリビュートカップ第49回関東学童軟式野球大会とは?
高円宮賜杯とは別に、関東の代表チームが争う地域大会がコントリビュートカップ 関東学童軟式野球大会です。
茨城県軟式野球連盟の2026年度大会・事業日程では、第49回関東学童軟式野球大会を8月8日・9日、神奈川県・厚木市立及川野球場で開催する予定として掲載しています。
各都県ではこの関東大会へ進むための予選が行われます。たとえば神奈川県では、2026年6月6日〜7月5日に「コントリビュートカップ第49回関東学童軟式野球大会 兼 神奈川県学童軟式野球大会」を実施し、32チームが参加しました。
神奈川県大会は平戸イーグルスが優勝、綱島リバースが準優勝。高円宮賜杯の県予選とは別の大会として動いています。
高円宮賜杯と関東学童は別ルート
| 比較 | 高円宮賜杯 | 関東学童 |
|---|---|---|
| 大会範囲 | 全国 | 関東 |
| 代表の決まり方 | 各都県予選 | 各都県の関東大会予選 |
| 県代表の次 | 全国大会 | 関東大会 |
| 2026年開催 | 8月7〜13日・愛媛 | 8月8・9日・神奈川 |
開催時期が近いため混同しやすいですが、同じ勝ち上がりルートではありません。大会名と予選名を必ず確認しましょう。
Gas Oneカップは関東中心の広域大会
もうひとつ大きな大会がGas Oneカップ学童軟式野球選手権大会です。
2026年の第19回大会は9月5日・6日を基本日程として、埼玉県のレジデンシャルスタジアム大宮、岩槻川通公園野球場、アイル・スタジアム浦和、加須きずなスタジアムなどで開催されました。
出場16チームには群馬、東京、栃木、山梨、茨城、神奈川、千葉、埼玉だけでなく、長野、新潟、静岡などの代表も含まれています。
そのため、Gas Oneカップは「関東8都県だけの大会」というより、関東を中心に周辺地域まで広がる学童軟式の広域大会として見るのが分かりやすいです。
ノーブルホームカップは秋の新人戦ルート
秋の大きな大会がノーブルホームカップ関東学童軟式野球秋季大会です。
2026年は第28回大会。茨城県軟式野球連盟の予定では、関東大会は11月21日・22日に開催予定です。
各都県ではその前に予選が行われています。東京都では「東京新聞杯争奪第44回東京都学童軟式野球大会新人戦 兼 ノーブルホームカップ第28回関東軟式野球秋季(新人)東京都大会」、埼玉県では9月12日から県予選会が行われています。
つまりノーブルホームカップは、夏の高円宮賜杯や関東学童とは違い、秋の新人年代を中心とした別ルートです。
関東には低学年の大会もある
関東ではU-12トップ年代だけでなく、低学年向けの地域大会もあります。
神奈川県の2026年年間予定には、8月22日から「アルファクラブ武蔵野 第6回関東地区低学年学童軟式野球神奈川県大会」が掲載されています。
低学年から関東大会につながる大会があるため、6年生の全国大会だけを追うより、年代ごとの大会ルートを分けて見る方が実態に合います。
女子学童はEne Oneカップという別ルートもある
女子学童ではEne Oneカップ女子学童軟式野球選手権大会があります。
2026年の第14回大会は9月5日・6日を基本日程として埼玉県内で開催され、栃木県代表の宇都宮ウイングスが優勝、東京都代表のオール練馬女子が準優勝しました。
NPBガールズトーナメントとも別の大会です。女子学童の全国大会についてはNPBガールズトーナメントとは?も参考にしてください。
関東の大会を時系列で見る
| 時期 | 主な大会 | 見方 |
|---|---|---|
| 春〜初夏 | 高円宮賜杯の市・県予選 | 全国大会への本線 |
| 6〜7月 | 関東学童の都県予選 | 関東大会への別ルート |
| 8月 | 高円宮賜杯全国/関東学童 | 別大会が並行 |
| 9月 | Gas Oneカップ/Ene Oneカップ | 広域・女子大会 |
| 9〜11月 | ノーブルホームカップ都県予選→関東大会 | 秋季新人戦 |
関東では同じ時期に複数の学童大会が並行しているため、「今やっている県大会が何につながるのか」を大会名で確認する必要があります。
神奈川の2026年を見ると複数ルートが分かりやすい
神奈川県学童野球連盟の2026年年間予定には、高円宮賜杯県大会だけでなく、スポーツ少年団大会、関東学童、日産神奈川販売カップ、専修大学カップ、会長杯、横浜銀行カップ、関東地区低学年大会、ノーブルホームカップなどが並んでいます。
つまり「神奈川県大会」という言葉だけでは、その先が全国なのか関東なのか、あるいは県内完結なのか分かりません。正式大会名+次大会名までセットで見る必要があります。
関東で大会表を見るときの確認順
- 大会の正式名称を確認する。
- 高円宮賜杯系か、関東学童系か、秋季新人戦かを分ける。
- 県大会の優勝・上位何チームがどこへ進むのかを要項で確認する。
- 大会対象学年を確認する。新人戦・低学年大会は対象年代が違う。
- 当年度の公式ページを使う。前年の勝ち上がり方式をそのまま当てはめない。
高円宮賜杯を詳しく確認したい場合
大会そのものの位置づけは高円宮賜杯 全日本学童軟式野球大会とは?、全国への道は高円宮賜杯で全国へ行くには?で整理しています。
2026年全国大会の出場チーム・結果は2026年高円宮賜杯の日程・出場チーム・結果も合わせて確認してください。
まとめ|関東は「全国本線」「関東大会」「秋季新人戦」を分ける
関東の学童軟式U-12大会は、大会数が多いからこそ、一本のトーナメント表として考えないことが大切です。
- 高円宮賜杯は各都県代表が全国大会へ直接進む。
- コントリビュートカップ関東学童は別の関東大会。
- Gas Oneカップは関東中心の広域大会で、周辺県も出場する。
- ノーブルホームカップは秋の新人年代の関東大会。
- 女子・低学年にも別の関東・広域大会がある。
自分のチームが今どの大会を戦っているか確認するときは、「県大会の正式名称 → 次に進む大会 → 対象学年」の3点を見ると、関東の複雑な大会体系でも迷いにくくなります。

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