九州で学童軟式野球をしていると、「県大会で上位に入ったら九州大会?」「高円宮賜杯も九州大会を勝たないと全国へ行けない?」と分かりにくくなりがちです。
結論からいうと、高円宮賜杯 全日本学童軟式野球大会は各県代表が全国大会へ直接進むため、九州大会を経由しません。一方で、九州には第39回九州学童軟式野球大会、第34回九州選抜学童軟式野球大会、王貞治杯九州学童野球大会など、別系統の地域大会があります。
この記事では2026年9月26日時点の公式情報を基準に、福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄の学童軟式U-12大会を、「全国へつながる本線」「九州学童」「九州選抜」「秋の九州大会」「西日本大会」に分けて整理します。
| 大会軸 | 代表例 | 位置づけ |
|---|---|---|
| 全国本線 | 高円宮賜杯 全日本学童軟式野球大会 | 各県代表が全国へ直接出場 |
| 九州地域大会 | 九州学童軟式野球大会 | 県大会上位などが進む別ルート |
| 九州選抜 | 九州選抜学童軟式野球大会 | 県ごとの選抜ルートで代表決定 |
| 秋季大会 | 王貞治杯九州学童野球大会 | 秋の九州大会 |
| 西日本大会 | 筑後川旗西日本学童軟式野球大会 | 九州以外のブロックも参加 |
まず結論|高円宮賜杯は「県代表→全国」で九州大会を通らない
全日本軟式野球連盟の2026年高円宮賜杯大会概要では、出場資格を所属する各都道府県支部の予選大会で優勝したチームとしています。
高円宮賜杯の基本ルート
地区・支部予選 → 県大会 → 県代表 → 全国大会
九州8県でも同じで、県代表になったあとに「九州代表決定戦」を勝つ必要はありません。2026年の全国大会は8月7日〜13日に愛媛県で開催され、各県代表が直接出場しました。
全国までの仕組みは高円宮賜杯で全国へ行くには?で詳しく整理しています。
第39回九州学童軟式野球大会|8月1・2日に長崎県諫早市
2026年の第39回九州学童軟式野球大会は、8月1日・2日に長崎県諫早市で開催されました。
福岡県軟式野球連盟では、高円宮賜杯福岡県大会で第3位となった筑紫ビッキーズと山本スカイヤーズが、この九州学童へ出場すると案内しています。
一方、宮崎県の2026年度学童大会日程では、宮崎県学童大会の1位・2位が九州学童へ進む設計です。
つまり九州学童への代表決定方法は、各県で同じ大会名・同じ順位条件とは限りません。自県ではどの県大会が九州学童予選を兼ねるのかを確認する必要があります。
2026年九州学童は山本スカイヤーズが優勝
2026年の第39回九州学童軟式野球大会では、福岡県代表の山本スカイヤーズが優勝したことをチーム公式サイトが報告しています。
山本スカイヤーズは高円宮賜杯福岡県大会では第3位でしたが、その後の九州学童で優勝しています。この流れからも、高円宮賜杯の全国ルートと九州学童は別の目標であることが分かります。
第34回九州選抜学童軟式野球大会|8月8日から北九州市
九州には「九州学童」とは別に、九州選抜学童軟式野球大会があります。
2026年の第34回大会は8月8日から北九州市で開催され、北九州市軟式野球連盟の公式情報では雁ノ巣ゴールデンフューチャーズ(福岡)が優勝、吉田レグルス(福岡)が準優勝でした。
名称が似ていますが、「九州学童」と「九州選抜学童」は別大会です。日程も2026年は九州学童が8月1・2日、九州選抜が8月8日からと続けて行われています。
九州選抜への県内ルートも県ごとに違う
宮崎県の2026年度日程では、若鷲旗宮崎県学童軟式野球大会の1位・2位が九州選抜学童へ進む形になっています。
鹿児島では、南九州市が2026年7月に川辺野球スポーツ少年団の九州選抜学童出場を紹介しています。
このように、九州8県すべてで同じ名称の県大会を経由するわけではありません。九州大会を追うときは、「九州大会名」から逆引きして自県の代表決定大会を探す方が分かりやすいです。
王貞治杯九州学童野球大会は秋の大きな目標
秋には王貞治杯九州学童野球大会があります。
宮崎地区軟式野球連盟の2026年度日程では、第24回王貞治杯九州学童野球大会を11月21日・22日に福岡県で開催する予定としています。
宮崎県では10月24・25日に宮日旗争奪学童野球県大会を行い、王貞治杯への代表を決める予定です。大分県でも2026年5〜6月から王貞治杯につながる支部予選が行われています。
高円宮賜杯が夏の全国大会本線なら、王貞治杯は秋まで続く別の九州大会として見ると年間スケジュールを理解しやすくなります。
筑後川旗は「九州大会」ではなく西日本大会
九州の学童野球で検索すると、筑後川旗西日本学童軟式野球大会もよく出てきます。
2026年の第43回大会は7月31日〜8月6日に福岡県久留米市を中心に開催。福岡県軟式野球連盟の大会要項では、九州ブロックだけでなく、中国・四国・近畿ブロックからも出場する大会です。
そのため、筑後川旗は九州内だけの代表決定大会ではなく、九州を開催基盤にした西日本規模の大会として分けて考えるのが安全です。
県大会の順位ごとに別大会へ進むケースがある
九州の学童大会が分かりにくい大きな理由は、ひとつの県大会の順位によって、進む先が複数に分かれるケースがあることです。
2026年の高円宮賜杯福岡県大会では、福岡県軟式野球連盟が次の進路を案内しています。
| 福岡県大会成績 | 次の大会 |
|---|---|
| 優勝 | 高円宮賜杯 全国大会 |
| 準優勝 | しまなみ学童軟式野球大会 |
| 第3位 2チーム | 第39回九州学童軟式野球大会 |
「県大会で負けたらシーズン終了」ではなく、順位によって別の地域大会・招待大会へつながることがあります。
宮崎県の2026年予定を見ると九州大会の多さが分かる
宮崎地区軟式野球連盟の2026年度学童日程には、高円宮賜杯、九州学童、九州選抜、九州スポーツ少年団大会、王貞治杯、全九州学童、筑後川旗など、複数の県外大会へのルートが整理されています。
同じ学童軟式でも、県大会ごとに「1・2位は九州学童」「1・2位は九州選抜」「3位は別の西日本大会」といった形で進路が異なります。
保護者が年間予定を見るときは、県大会名だけでなく、要項に書かれた次大会・派遣先まで確認することが重要です。
九州の学童軟式を時系列で見る
| 時期 | 主な大会 | 見方 |
|---|---|---|
| 春〜初夏 | 高円宮賜杯 地区・県予選 | 全国大会への本線 |
| 5〜6月 | 各県の九州学童・九州選抜・王貞治杯などの予選 | 地域大会の代表決定 |
| 7月末〜8月上旬 | 筑後川旗西日本学童 | 西日本規模 |
| 8月1・2日 | 第39回九州学童 | 九州地域大会 |
| 8月7〜13日 | 高円宮賜杯 全国大会 | 各県代表が全国へ |
| 8月8日〜 | 第34回九州選抜学童 | 別の九州大会 |
| 秋〜11月 | 王貞治杯県予選→九州大会 | 秋季九州大会 |
「九州大会」という言葉だけで判断しない
九州には似た名前の大会が複数あります。
- 九州学童軟式野球大会
- 九州選抜学童軟式野球大会
- 王貞治杯九州学童野球大会
- 九州スポーツ少年団系大会
- 全九州学童大会
検索結果やチーム予定表に「九州大会」とだけ書かれている場合は、正式大会名を確認してください。対象学年、代表決定方法、主催団体が違うことがあります。
九州の大会表を見るときの確認順
- 正式大会名を確認する。
- 全国本線・九州学童・九州選抜・秋季大会のどれかを分ける。
- 自県でどの大会が予選を兼ねているかを確認する。
- 県大会の何位まで次へ進むかを当年要項で見る。
- 開催年の公式情報を使い、前年の派遣先をそのまま当てはめない。
高円宮賜杯を詳しく知りたい場合
高円宮賜杯そのものは高円宮賜杯 全日本学童軟式野球大会とは?、全国への進み方は高円宮賜杯で全国へ行くには?で整理しています。
2026年全国大会の日程・出場チーム・結果は2026年高円宮賜杯の日程・出場チーム・結果も合わせて確認してください。
まとめ|九州は「全国本線」と複数の九州大会を分ける
九州の学童軟式U-12大会で最も大切なのは、高円宮賜杯と九州の地域大会を一本の勝ち上がりルートとして考えないことです。
- 高円宮賜杯は各県代表が全国大会へ直接進む。
- 第39回九州学童は2026年8月1・2日に長崎県諫早市で開催。
- 第39回九州学童は福岡県代表の山本スカイヤーズが優勝。
- 第34回九州選抜学童は8月8日から北九州市で開催され、雁ノ巣ゴールデンフューチャーズが優勝。
- 第24回王貞治杯九州学童野球大会は11月21・22日に福岡県で開催予定。
- 筑後川旗は九州だけでなく中国・四国・近畿も参加する西日本大会。
自分のチームがどこへ進めるか確認するときは、「県大会名 → 順位 → 派遣される次大会」の順で追うと、九州の複雑な大会体系でも迷いにくくなります。

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