リトルリーグで日本一になるには、いきなり全国大会へ出るのではなく、所属する地域連盟の予選を勝ち上がって全日本リトルリーグ野球選手権大会へ進む必要があります。
ただし、「全国12連盟だから各連盟1代表」「公式事業概要に16リーグとあるから毎年16チーム」と固定して考えるのは危険です。
2026年の第60回全日本選手権は、実際には12リーグで開催されました。東関東連盟からは2リーグが出場し、北海道連盟からの出場はありませんでした。
| 段階 | 基本の流れ |
|---|---|
| 1 | リトルリーグの登録リーグに所属 |
| 2 | 所属する地域連盟の全日本選手権予選へ出場 |
| 3 | 地域連盟ごとの代表枠を獲得 |
| 4 | 全日本リトルリーグ野球選手権大会へ出場 |
| 5 | 全国大会で日本一 |
| 6 | 日本代表としてリトルリーグ・ベースボール・ワールドシリーズへ |
結論|まず所属リーグから地域連盟予選を勝ち上がる
日本のリトルリーグは、北海道から九州まで12の地域連盟に分かれています。
全日本選手権の予選会は、各地域連盟レベルで実施されます。
つまり、日本一への入口は「全国共通の都道府県予選」ではなく、自分のリーグが所属する地域連盟の予選です。
全日本選手権そのものの位置づけは、リトルリーグの全日本選手権とは?で整理しています。
日本のリトルリーグは全国12連盟
日本リトルリーグ野球協会の公式情報では、国内は次の12連盟に分かれています。
| 連盟 | 主な地域 |
|---|---|
| 北海道 | 北海道 |
| 東北 | 青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島 |
| 北関東 | 栃木・群馬・埼玉 |
| 東関東 | 茨城・千葉 |
| 東京 | 東京・山梨 |
| 神奈川 | 神奈川 |
| 信越 | 長野・新潟 |
| 東海 | 静岡・愛知・富山・福井・石川・三重・岐阜 |
| 関西 | 京都・大阪・兵庫・滋賀・奈良・和歌山 |
| 中国 | 鳥取・島根・岡山・広島・山口 |
| 四国 | 香川・徳島・愛媛・高知 |
| 九州 | 福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄 |
2025年3月時点の公式掲載では、この12連盟の下に52リーグ・463チームが登録されています。
注意|「12連盟=全国12枠」とは限らない
ここが最も誤解しやすいポイントです。
日本リトルリーグ野球協会の事業概要では、全日本選手権について「12連盟のブロック大会を優勝または準優勝した16リーグで日本チャンピオンを決める」と説明しています。
しかし、2025年・2026年の実際の全日本選手権結果ページでは、いずれも12リーグで大会が行われています。
そのため、本サイトでは「12ブロック→必ず16リーグ」と固定せず、当年の大会ページと各地域連盟の代表枠を優先して確認します。
2026年は12リーグが全国大会へ出場
2026年の第60回全日本リトルリーグ野球選手権大会は、12リーグで実施されました。
| 連盟 | 2026年全国出場リーグ |
|---|---|
| 東北 | 山形 |
| 北関東 | 埼玉武蔵 |
| 東関東 | 千葉、茨城 |
| 東京 | 城東 |
| 神奈川 | 横浜 |
| 信越 | 新潟 |
| 東海 | 静岡 |
| 関西 | 兵庫 |
| 中国 | 山陽 |
| 四国 | 愛媛中央 |
| 九州 | 九州北部 |
2026年は東関東から千葉・茨城の2リーグが出場しています。一方、北海道連盟のリーグは全国大会結果ページに掲載されていません。
この実例からも、毎年「12連盟が1枠ずつ」と考えるのは適切ではありません。
地域連盟の中でどう代表が決まる?
日本リトルリーグ野球協会は、全日本選手権の予選会を各連盟レベルで実施し、その運営は各連盟が行うとしています。
つまり、具体的な予選形式、参加リーグ数、代表枠、日程は、全国一律ではなく地域連盟側の当年要項を見る必要があります。
- トーナメント方式か
- リーグ戦を含むか
- 代表は1リーグか複数リーグか
- 開催地枠などがあるか
- 複数チーム・連合チームの扱い
このあたりは年度によって変わる可能性があるため、「去年は1枠だったから今年も1枠」と決めつけない方が安全です。
2026年全国大会は4プール×3リーグ
2026年の全国大会は、12リーグをA〜Dの4プールに3リーグずつ分けて予選を行いました。
各プールから上位リーグが準決勝へ進み、準決勝・決勝で日本チャンピオンを決定しています。
準決勝へ進んだのは城東、静岡、埼玉武蔵、千葉。決勝は城東対千葉となり、城東が延長8回タイブレークの末22対5で勝利しました。
日本一になるとワールドシリーズへ
全日本選手権の優勝リーグは、日本代表として米国で開催されるリトルリーグ・ベースボール・ワールドシリーズへ派遣されます。
2026年は城東が日本代表となりました。
侍ジャパンU-12のように全国から選手を集めて選抜チームを作るのではなく、全日本選手権で優勝したリーグがそのまま日本代表になるのが大きな違いです。
「リーグ」と「チーム」は同じ意味ではない
リトルリーグの記事を読むときは、「リーグ」という言葉にも注意が必要です。
日本リトルリーグ野球協会は、国際登録されていないリーグはリトルリーグではないと案内しています。また、「リトルリーグ」という呼称はリーグにしか使用できないとしています。
普段はチーム名で活動していても、全日本選手権や国際大会ではリーグ単位で出場するため、保護者は「所属チームがどのリーグに属しているか」を確認しておくと大会ルートが分かりやすくなります。
三重県の選手はどの連盟?
三重県は、公式区分では東海連盟に含まれます。
東海連盟は、静岡、愛知、富山、福井、石川、三重、岐阜を対象地域としています。
三重県のチームから全日本選手権を目指す場合は、東海連盟の当年大会・代表決定方法を確認するのが基本です。
全国選抜大会とは勝ち上がりルートが別
リトルリーグには、全日本選手権とは別に「全国選抜リトルリーグ野球大会」があります。
全国選抜も地域連盟レベルで予選を行いますが、全日本選手権で日本一になってワールドシリーズへ進むルートとは別大会です。
「全国大会へ行った=全日本選手権へ出た」とは限らないため、大会名まで確認してください。
親が日本一までの道を確認するときの5項目
- 所属リーグ
チームがどの国際登録リーグに属しているか。 - 所属する地域連盟
全国12連盟のどこか。 - 当年の地域予選
日程・方式・代表枠を確認。 - 全国大会の出場リーグ数
16固定ではなく当年大会ページを確認。 - 全国優勝後の世界大会日程
ワールドシリーズまで参加できる年間計画を確認。
まとめ|「12連盟→地域予選→全国」が基本、代表枠は毎年確認
- 日本のリトルリーグは全国12地域連盟に分かれる
- 全日本選手権の予選は各地域連盟が運営
- 協会事業概要は16リーグ参加と説明している
- 一方、2025年・2026年の全日本選手権は実際に12リーグで開催
- 2026年は東関東から2リーグ出場し、12連盟1枠ずつではなかった
- 全国大会優勝リーグが日本代表としてワールドシリーズへ進む
- 地域代表枠・予選方式は当年の連盟要項を確認する
リトルリーグで日本一を目指すなら、全国大会の情報だけを見るのではなく、まず自分のリーグが所属する地域連盟の予選を確認することが第一歩です。

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