リトルリーグには、「全日本リトルリーグ野球選手権大会」とは別に全国選抜リトルリーグ野球大会があります。
名前が似ているため分かりにくいのですが、2大会の役割は同じではありません。全日本選手権は日本チャンピオンを決め、優勝リーグが日本代表としてワールドシリーズへ進む大会です。一方、全国選抜は各地域連盟の予選を経て出場する、別の国内全国大会です。
2026年の全国選抜は8月21日〜23日に長野県で開催され、城北(東京)が優勝、千葉(東関東)が準優勝しました。
| 比較 | 全日本選手権 | 全国選抜 |
|---|---|---|
| 主な役割 | 日本チャンピオンを決める | 別枠の国内全国大会 |
| 世界大会との接続 | 優勝リーグがワールドシリーズ日本代表へ | ワールドシリーズ代表決定大会ではない |
| 予選 | 各地域連盟で実施 | 各地域連盟で実施 |
| 2026年開催 | 7月17日〜19日 | 8月21日〜23日 |
| 2026年参加 | 12リーグ | 12リーグ |
| 2026年優勝 | 城東(東京) | 城北(東京) |
結論|全国選抜は全日本選手権とは別の全国大会
保護者が最初に押さえたいのは、「全国大会が2つある」という点です。
全日本選手権は、リトルリーグの日本チャンピオンを決める大会です。2026年は城東(東京)が優勝し、8月のリトルリーグ・ベースボール・ワールドシリーズへ日本代表として派遣されました。
全日本選手権から世界大会までの流れは、リトルリーグ・ワールドシリーズとは?で詳しく整理しています。
全国選抜は、この全日本選手権とは別に行われる全国大会です。2026年大会の公式ページでは「今年最後の全国大会」と案内されており、8月21日〜23日に信州グリーンローズスタジアム四賀などで開催されました。
全国選抜リトルリーグ野球大会とは?
日本リトルリーグ野球協会の事業概要では、全国選抜大会は小学5・6年生を対象とし、全国12の地域連盟から選抜されたリーグが参加する大会と説明されています。
開催地は固定ではありません。国内各地での少年野球普及を考慮し、12連盟のうち開催を希望する連盟が主管となって開催場所を決める仕組みです。
2026年は信越連盟が主管し、長野県内で実施されました。2025年は愛媛県、2024年は岩手県で開催されており、年度によって開催地域が変わります。
対象は小学5・6年生|全日本選手権との年齢表記にも注意
協会の事業概要では、全国選抜大会の対象を小学5・6年生としています。
一方、同じ事業概要で全日本選手権は10〜12歳を対象と説明しています。リトルリーグは学年だけでなくリーグ年齢の考え方もあるため、実際の参加資格は当年の大会要項や所属リーグ・地域連盟の案内を確認するのが安全です。
リトルリーグ内の年齢区分については、小学生硬式野球の年齢区分ガイドも合わせて確認してください。
全国選抜も地域連盟の予選を経て出場する
全国選抜は、全国から自由に参加できる大会ではありません。
日本リトルリーグ野球協会は、全国選抜大会の予選を各地域連盟レベルで実施し、その運営を各連盟が行うと説明しています。
- 所属リーグがどの地域連盟に属するか
- 当年の全国選抜予選がいつ行われるか
- 地域連盟から何リーグ出場できるか
- 開催地枠などの追加枠があるか
- 代表決定方式がトーナメントかリーグ戦か
このあたりは全国一律と決めつけず、所属する地域連盟の当年要項を確認する必要があります。
注意|「全国選抜は16リーグ」と固定しない
ここは2026年の公式情報を読むうえで、特に注意したいポイントです。
日本リトルリーグ野球協会の事業概要では、全国選抜について「12連盟から選抜された16リーグが参加」と説明しています。また、2025年度事業計画でも2025全国選抜は16リーグ参加とされていました。
ところが、2026年大会の公式成績はA〜Dの4プールに各3リーグ、合計12リーグで構成されています。
| 2026予選プール | 参加リーグ |
|---|---|
| A組 | 横浜、新潟、九州北部 |
| B組 | 山陽、上田、千葉 |
| C組 | 埼玉武蔵、上田南、大阪シティ |
| D組 | 宮城、城北、アルプス |
つまり、一般的な制度説明の「16リーグ」を毎年固定の参加数として扱うのは適切ではありません。
本サイトでは、参加数や代表枠については協会の一般説明よりも当年の大会ページ・大会要項を優先して確認します。
2026年の全国選抜は城北が初優勝
2026年大会は4つの予選プールを行い、各組から横浜、千葉、上田南、城北が準決勝へ進みました。
準決勝では千葉が横浜に5対0、城北が上田南に12対11で勝利。決勝は城北が千葉に18対8で勝ち、全国選抜初優勝を果たしました。
全国選抜大会の歴代優勝一覧でも、2026年は優勝が城北(東京)、準優勝が千葉(東関東)と記録されています。
全日本選手権と全国選抜の最大の違いは「世界大会につながるか」
2大会を見分ける一番分かりやすいポイントは、その先に世界大会があるかどうかです。
協会の事業概要では、全日本選手権で日本チャンピオンとなったリーグを、リトルリーグ・ワールドシリーズへ日本代表として派遣すると明記しています。
全国選抜には、そのようなワールドシリーズ代表決定の位置づけはありません。全国選抜で優勝しても、その優勝リーグがワールドシリーズ日本代表になる仕組みではありません。
「どの大会を勝てば世界大会へ行ける?」を確認したい場合は、リトルリーグで日本一になるまでの流れを先に読むと整理しやすくなります。
同じ年に全日本選手権と全国選抜の両方がある
2026年は、全日本選手権が7月17日〜19日、全国選抜が8月21日〜23日に開催されました。
そのため、「リトルリーグの全国大会」という言葉だけでは、どちらを指しているのか分からない場合があります。
- 7月の全日本選手権:日本チャンピオンとワールドシリーズ日本代表を決める
- 8月の全国選抜:地域予選を勝ち上がったリーグによる別の国内全国大会
大会予定や結果を見るときは、「全国大会」という言葉だけで判断せず、正式大会名まで確認してください。
全日本選手権の出場リーグと全国選抜の出場リーグは同じとは限らない
2026年を見ると、全日本選手権と全国選抜では出場リーグの顔ぶれが異なります。
例えば2026年の全日本選手権を制した城東は全国選抜の12リーグには入っておらず、全国選抜は城北が優勝しています。
これは、両大会が同じ大会の「前半・後半」ではなく、別々の代表決定・予選を持つ大会であることを理解する材料になります。
保護者が全国選抜を確認するときの5項目
- 正式大会名
全日本選手権なのか全国選抜なのかを確認。 - 対象学年・リーグ年齢
協会の一般説明だけでなく当年要項を見る。 - 所属地域連盟の予選
日程、方式、代表枠を確認。 - 当年の全国参加リーグ数
16固定と考えず、その年の大会ページを確認。 - 世界大会への接続
ワールドシリーズ日本代表を決めるのは全日本選手権。
まとめ|全国選抜は「もう一つの全国大会」と考えると分かりやすい
- 全国選抜リトルリーグ野球大会は全日本選手権とは別の国内全国大会
- 協会の事業概要では小学5・6年生が対象
- 予選は各地域連盟レベルで行われる
- 協会の一般説明は16リーグ参加だが、2026年は実際に12リーグで開催
- 2026年は城北(東京)が優勝、千葉(東関東)が準優勝
- ワールドシリーズ日本代表を決めるのは全日本選手権であり、全国選抜ではない
- 参加数・代表枠・対象条件は当年の公式大会情報を優先して確認する
リトルリーグの大会体系は、似た名前の全国大会が複数あるため、最初は分かりにくく感じます。まず「全日本選手権=世界につながる日本選手権」「全国選抜=別枠の国内全国大会」と分けて考えると、年間の流れを追いやすくなります。

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